オフィスを構えるようになって、もうひとつ面倒なことがある。ゴミ出しである。結婚して20年近く、ゴミ出しを自分でやったことがない。家内に甘えぱっなしだということだ。結婚する前の頃であれば、せいぜい可燃ゴミと不燃ゴミ、この2種類に分別してゴミを出すだけだった。ここ港区では、今やこの2種類以外にも、資源ゴミとしてプラスチックとペットボトル、ビン、缶、古紙に分けて、あわせて4種類の分別作業が必要になる。通常のオフィスであれば、捨てたいときになんでも捨てることができる。それがこんなにも便利だとは気づかなかった。可燃ごみである生ごみの収集は週2回。ペーパーフィルターでコーヒーをいれた残りカスは、確実に2 、3日保管しなければならない。おかげでオフィスにはコーヒーの良い香りが残る。まるでカフェのようだ。それに書類は全てシュレッドしてゴミに出す。その手間も結構かかる。個人のオフィスを持つことで、こんなに手間ひまがかかるとは思ってもみなかった。
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