野村証券の銀行アナリスト、溝渕さんからはじめてメールをもらったのは、2000年。「週刊金融財政事情」に連載をしていた記事にフィードバックをくれたときだ。先日、金融庁で溝渕さんから見た地域金融機関の課題と可能性についてのお話を伺い、この日、久しぶりに個人的な意見交換をしようということになった。場所は、赤坂のComme A La Maison。地域金融機関の将来について、それぞれの思いの丈をはなすことになった。ただし、ふたりの考えは驚くほど似ている。人口減少時代の到来。これまでの延長線に答えがあろうはずがない。カオールのどす黒いワインを空けながら、議論は続いた。
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