その昔、祥瑞は隠れ家的ワインバーであった。もう15年くらい前のことだ。当時、私はマッキンゼーのパートナーでワインを嗜み始めていた。六本木のオフィスから金曜日の晩、訪れることがあった。シブい雰囲気の大人の店だった。
その後、GEに転職しオフィスが目黒になり、その後もオフィスの所在地が変わり続け、長い間ご無沙汰していた。2年前に、まだお店があることに気づき、再訪してみれば、すっかり業態転換していた。今は、ステーキとビオワインを出すワイガヤの店。いつ来ても若い男女で満席だ。
自分で会社を経営する身。業態転換の背景が想像できる。成功するまで頑張れる人は、やっぱりすごい。
この日は、仕事仲間の坂本さんと工藤さんと、訪れる。肉の塊ごと焼かれた、肉々しいステーキを頬張りながら、ワインに酔いしれた。
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