火曜日、午後から原稿の整理。編集部のアドバイスをもとに修正校を書き上げ、久しぶりにつばき食堂へ。焼き魚を食べたくなり、法華を注文。
昔は東京で法華を見ることはなかった。四半世紀も前に一時期、北海道で仕事をしていたころ、はじめて食べて、大好きになった。その頃、北海道では法華は庶民の食事。安いという印象が刻まれている。今では、全国いたるところで見るようになった。美味しさが全国に知れ渡ったということ。でも、同時に大衆魚ではなくなり、値段も随分とするようになった。
あの頃の仕事で、北海道の水産業関係者と話したことがある。東京に出せば、値段が3倍になる。それは確かに真実となった。そんなことを思いながら、微かに焦げた法華をひとりしずかに味わった。
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