金曜日、気温16度と、根室は既に秋の気配。早朝6時から花咲漁港のセリを視察。カムチャツカに近い千島列島で漁獲されたサンマが2昼夜かけて運ばれ、まさにセリに掛けられようとしている。
花咲のセリは数少ないセリ下げ方式。通常のセリ上げ方式なら、さらに高値をつければ、競り落とすチャンスは続く。セリ下げでは、高値から始め買い手が最初に動いたときに価格は決まる。したがって、一瞬で終わる。そのため、猛烈な心理戦が繰り広げられる。
わずか10分ほどのセリの後は、次々にトラックへと運び込まれていく。海鳥たちがおこぼれに与ろうと飛翔する光景は漁港ならではだ。
iPhoneから送信