「シン・ゴジラ」を4DMaxで観ようと思った。六本木も新宿も売り切れのため、川崎に足を運んだ。
映画は評判通りの素晴らしさ。きっと目のつけどころが面白いのだと思う。主役はゴジラと思いきや政治家と官僚。いつもお付き合いする官僚の方々を思い起こしリアリティを感じる。特に市川実日子がノーメイクで演じる女性官僚は、いかにもいそうで印象に残った。それに石原さとみの米国人外交官は、どちらかといえば外資系企業にいそうな気の強い野心家。ちょっと笑えた。
ただ、4DMaxと謳いながら何も起きない。2Dと同じでは、革張りの豪華客席だけでこの料金は高いのでは、そうした疑問を抱きながら終演。ふとみれば舞台前に劇場の人。設備不良のためのお詫びと、無料券の配布。得したような損したような不思議な気持ち。まあ、もう一度、観に来ればよいのか、台詞も早口だったし。そう思いながら夜の川崎を後にした。
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