土曜日、渡辺淳一の「無影燈」を読了。「遠き落日」を読んで以来、Amazonから
氏の作品についての紹介が送られて来るようになった。実は装丁が素晴らしいとの評を読み、購入した。
購入して触れてみて、その評に偽りなし。大きさ四六番の変形で横がわずかに短いところがお洒落。美しい表紙カバーに、口絵の連載当時の写真。文字組も綺麗だ。こんな本がまだあったなんて、と思わず言いたくなる。昔は画家がアルバイトで作った装丁の本があったけど、今はほとんど見ることもない。
もちろん物語も面白い。大人のお伽話を堪能した。