土曜日、久しぶりに1954年製作の「スタア誕生」を観た。華やかなタイトルとは裏腹に内容はビター。人生の哀しさを物語るストーリー。見出されスタアの階段を駆け上がる女性歌手と、見出した男性俳優の没落が描かれている。だからこそ、何度も繰り返し製作されているのだと思う。
50年以上前の製作だが、今見ても色褪せない新しさを感じる。他の追随を許さないクオリティの高さがそこにあるように思う。
主演を演じたジュディ・ガーランドは奇しくも、スタアを見出した男性俳優のように酒に溺れて若くして亡くなった。どこまでも、記憶に残る作品だ。